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国際機関の脆弱性

新型肺炎の拡散に関して、国際機関である「WHO世界保健機関)」の対応に批判があります。

確かに今回の件に関してのWHOの対応はどう見ても甘く、偏った(巨大国への遠慮)判断で責任ある国際機関の対応としては、結果的には大いに問題があると思います。

近来国際機関の脆弱はWHOに始まったわけではなく、どの機関を取っても指導力・リーダーシップの欠如は著しい物があります。

主要国が軒並み自国第一主義の色合いを強くしていては、国際機関の脆弱化・弱体化は増々進むことになります。

そもそも国際機関は、各国の調整・合意と言う難しい取り纏めを行うわけですから、困難さは並大抵では無いことは確かです。

しかし、三四十年前と違ってここまでグローバル化した現代では、もはや地球と言う一つの船に乗って居るわけですから、今回の肺炎のように何処から災いが来るか判りません。

改めて国際機関の必要性を考えさせられる現状です。

と同時に、主要国は自国第一主義のデメリット部分を認め、広い視野に立って国際機関と協調していく姿勢が必要だと思います。