この処、2002-2003年に大流行で混乱した SARSに類似している新型コロナウイルスの感染拡大が脅威です。
中国本土で感染者は500人以上、17名が死亡していると聞きます。
すでに、中国本土以外でも米国、台湾、タイ、日本、韓国、マカオで感染者が確認されており、25日からの中国圏の春節(正月)を控え、人の移動が多くなるため感染拡大が心配されます。
中国では、春節は最も長期の休暇であり桁違いの人々が大移動します。
空港・駅・バスターミナル等交通機関の起点はもう人人で埋め尽くされ、凄まじい混みようです。
3年ほどの中国赴任時は、この期間は出来るだけ家で大人しくしてました。
人の移動は避けられません。
また最近では海外への渡航も緩和されて多くなっていますから、2002年頃と比べ世界への感染拡大も懸念されます。
当時の中国では一般の人は余り気にせずマスクをする人もいませんでした。
元々マスクを嫌う傾向がありますが。
現在では、マスク着用者が多くなっているようです。
感染力はSARSよりも弱いのではといわれていますが、対策と言っても感染の拡大を防ぐのは、基本感染者を早期に見つけ隔離です。
日本ではインフルエンザの季節は感染を防ぐため共用施設などを頻度高く消毒しますが、中国では中々・・・広いですし。
前回のSARS騒動の時は、結構頻繁に中国へ出張していました。
帰国時たまたま娘が発熱し、それが高熱だったため、病院で「父親が中国帰り」と話すと即隔離。
暖房も十分ではない簡易の隔離部屋で、当時小学生の娘にはつらい思いをさせてしまいました。
結果は単なる風邪でしたが、今回の騒ぎで話をぶり返されています。
これから花粉も出てきますから、高性能のマスクの準備が必須ですね。