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節操のなさ 武漢チャーター機費用負担の顛末

新型肺炎で、武漢より政府手配のチャーター便で希望者の帰国が行われました。

此れに関して、帰国者への費用請求(エコノミー相当8万円)を行うと発表されましたが、これが話題となり、ちょっと異論が出たとたん180°方向転換で無料になりました。

政府(税金)が支払う形となったのです。

当初は「今までもこうしてもらっているので、今回も」という慣例根拠の発表だったと記憶しています。

ああいう発表だけで済ませ、きちんと説明をしないので国民に理解されず、SNSに拡散。

支持率に影響が出そうになり、都合が悪くなったので撤回した」と思われても仕方がありません。

余りに信念のない、無節操な行いです。

そもそも、費用負担を求めると決めた根拠・考え方があるはずです。

それを少し異なる意見が在るからと、はっきりした理由もなく方針転換するのは余りにいい加減です。

しっかりした考えも無く事を決めているとしか考えられません。

税金と言うと、自分の資産で無いから簡単に決めるのでしょうか?

私が思うには、今回の場合は、当然各自が負担すべき費用です。

冷たいといわれそうですが、あえていうことにします。

政府が中国に派遣したり、指示で旅行したわけではなくあくまでも個人の意志で行っています。

企業が派遣・出帳などさせていれば企業責任です。

人道的見地からチャーター機を派遣したことを否定しているのではありません

現地のたくさんの日本人が移動手段のない状況になったので、即刻チャーター機を出したことそのものは国家のあるべき姿だと思います。

ただ、それによって政府が「個人の意思に関係なく全員帰国をするように命令を発動したのではなく、「現地邦人が個人の意思で利用を決めた」のですから、そこをはき違えるのはどうかと思った次第です。

その説明さえ国民に分かるようにしっかり行っていれば、SNSで騒がれることもなかったのでは?

いずれにしてもこのような、あまりにも場当たり的な対応政府行政の姿勢としては憂慮すべき状態です。

危機管理の有り方も問題ですが、一本筋が通った対応が望まれます。