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中国だけか・・・新型コロナウイルス対応に見る権力構造問題

新型肺炎/新型コロナウイルス 拡散が心配された最悪の状況になり、SARS以上の広がりです。

確かに2002年のSARSの時より、発生元の中国の経済発展による人の行き来が範囲も数も桁違いですから、一旦広がれば・・・・ということですね。

また今回は、春節という時期(移動は春節前2週から始まります)が重なって最悪と成ってきました。

この拡散を招いた原因の重要な一つに、初期対応の遅さ。。。問題の軽視が指摘されています。

その主たるものが、行政機関の責任者(市長や省長)の行政能力・判断力・危機管理能力の欠如から来る対応の遅れ拙さとされています。

特に、発生を一か月近く隠蔽した体質が大きくクローズアップされます。

中国の「権力構造」は、2012年に胡錦涛から習近平に変わりました。

腐敗構造の一掃に便乗しての一部での能力者の追い落としで、結果「能力はそこそこではあるが中央の意向組んでのみの仕事をする」人材が増えました。

言わば中央追従のごますり人間が行政の中枢に椅子を得、そこで引き立てられる人材も似たような人材。

すなわち社会・国民を見ず、ひたすら上に向いた行政

これが「拙いことは隠す体質」になっていったと思われます。

中国では、一党独裁の社会主義ですから省長(知事)、市長の選挙はなく党中央が任命します。

当然党中央の受けが全て。

これは今に始まった事ではないのですが、習近平政権になってより中央の支配を強化しています。

今回の新型コロナウイルス事件の、ある意味「問題の別な本質が根底にある」と思われます。

今回の問題を見て、日本社会も似た状況が見え隠れしてなりません。

行政の人事件を官邸が握り、国民より官邸を見た行政がなされます。

立法も一強でこれも官邸に追従

中国は駄目だ と言っている場合ではないと思いますが…

似た体質に、日本は近付きつつある」ことを憂慮せずにいられません。