4年間、世界を混乱させ続けたトランプ大統領の終焉が、近付いています。
自己が一番。
自身の思い通りでないと気が済まない。
身贔屓。
白人優位の差別主義。
過去のアメリカでは、絶対に大統領になれなかった人物でした。
格差社会のアメリカの不満層に上手く迎合して大統領になった当初は、母体の共和党も、半信半疑でした。
トランプの発信は、長年の不満が蓄積し、その不満が頂点に達した人々に迎合し続けました。
民衆だけではなく、共和党に議員たちにとってもそうでした。
これが大きな流れになってしまい、これに抗する事ができなくなってしまったこと。
逆に自身では越えられない一線をトランプに越えさせる事で、自党の危ない考えを進める道具として上手く利用しようとしたように思えます。
やんちゃ坊主の「我がまま」を放置する。
悪名は押しつけ、自身は批判からは距離をとろうとするずるいやり方で、言わばやりたい放題に。
ただ、度が過ぎた。
再選に破れたあたりから、基盤の「民主主義」に触れるに至ってはさすがに「暴走」の感は免れず一気に風潮が変わりました。
この潮目で、未だ尚トランプ擁護で選挙結果に反対した議員が居たのは驚きです。
今後きついしっぺ返しで、共和党の勢力衰退に拍車が掛かりそうです。
いずれにしても、民主主義国家の雄の評価を著しく下げた人物の退陣は、歓迎すべきと感じます